へっどらいん

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

腰椎椎間板ヘルニア症状 病気

腰椎椎間板ヘルニアアウトライン

疾患名腰椎椎間板ヘルニア
ようついついかんばんへるにあ
発病頻度**
初診に適した科整形世間科
初期診察-急性期治していますに
適する医療機関
総合病院-大学病院
安定期-慢性期治していますに
適する医療機関
世間来診療所
入院の不可欠性重症度や症状により不可欠
薬物治していますの規準急性期や合併症予防のために短期的に使用
手手段の割合重症度や症状により不可欠
治しています期間の規準-予後

(予測される病気の推移や治していますに対する動作)

治しています期間が中~長期(数ヶ月~数年)に及ぶことが多い
診察-経緯観察に
不可欠な検査
単純レントゲン-造影レントゲン-CT検査-MRI-筋電図

腰椎椎間板ヘルニア概説
 腰椎での神経組織には、馬尾(ばび)と、馬尾から枝分れし前側方へ向い下肢へ至る神経根とがあり、それぞれが脊柱(せきちゅう)管と椎間孔に内包されています。椎間板は椎体同士の間にあり、水分を多く含んだゼリー状の髄核とそれを取り囲む丈夫な線維輪とから構成され、いわばクッションの働きをしています。腰椎では上体からの重さに耐えうるべく椎間板の質量、大きさともに頸椎や胸椎に比べて大きい特徴があります。椎間板は20歳を過ぎるころから、しだいに髄核の水分が失われるため不安定性が生じ、線維輪にも亀裂が生じるようになります。このような状況の下で、急激に椎間板内圧が高まると、髄核や線維輪の一部が脊柱管内や椎間孔へ膨隆-脱出し、馬尾や神経根を圧迫します(図:腰椎椎間板ヘルニア)。 膨隆-脱出の程度に応じて、ヘルニアの種類は、[1]線維輪内に留まるもの、[2]椎体の後面にある後縦靭帯(こうじゅうじんたい)の直下まで至るもの、[3]後縦靭帯を突き破り一部が脊柱管内に脱出するもの、[4]脊柱管内に脱出した一部が遊離したものなどに分類されます。通常は、30~40歳代で多く発症し、好発高位は下位腰椎の第4/5腰椎間と第5腰椎/第1仙椎間です。
症状
 腰痛と、下肢の痛みやしびれが主な症状です。神経根への刺激症状が強いと痛みのため、立位にて腰椎の前屈が困難となり、またヘルニアによる神経根への刺激を回避させようと脊柱を側方へ傾ける姿勢(疼痛性側弯〈とうつうせいそくわん〉)になります。これらの痛みは、背中をややまるめる姿勢をとると軽快します。同様に、仰臥位(ぎょうがい:仰向け)で膝を伸ばしたまま下肢全体を持ち上げると、臀(でん)部から大腿後方にかけて坐骨(ざこつ)神経痛が生じるため、ある角度以上の挙上が困難となります(下肢伸展挙上〈かししんてんきょじょう〉テスト)。 ヘルニアが生じた高位により、下肢にはそれぞれ特徴的な症状が現れます。通常、第4/5腰椎間のヘルニアでは第5腰神経が圧迫されるため、下腿外側から母趾(ぼし)にしびれや痛みを感じ、母趾の背屈(手前側に反らせる動作)ができにくくなります。第5腰椎/第1仙椎間のヘルニアでは第1仙骨神経が圧迫されるため、足背外側と足底にしびれや痛みを感じ、足関節の底屈(つま先立ち)ができにくくなります。一方、脊柱管の中心にある馬尾が強く圧迫された場合には、肛門周囲のしびれや痛みや、時には排尿困難、便秘を生じます。
診断
 画像検査ではMRIが最も有用であり、椎間板の膨隆による馬尾または神経根の圧迫所見を認めます。単純X線写真では、変性変化としての椎間板の高さの減少、時には骨棘(こっきょく)形成などを認めます。頸椎椎間板ヘルニアと同じく無症候性ヘルニアもあるため、椎間板ヘルニアによる症状と診断するためには、これらの画像所見と神経学的所見とが一致することが重要です。 鑑別すべき疾患にはまず馬尾腫瘍(しゅよう)があります。夜間痛、安静によっても改善しない腰痛や下肢痛が長く続いている場合には馬尾腫瘍を疑い、腰椎のMRIを撮り精査する必要があります。また、各種の内臓疾患でも椎間板ヘルニアと同じく腰痛を生じることがあるため注意する必要があります。これは、内臓臓器からの痛み刺激をあたかも腰椎由来の痛みと感じるもので、関連痛といいます。消化器系では、胃潰瘍、胃ガン、十二指腸潰瘍、胆嚢炎、胆嚢ガン、膵炎、膵臓ガン、泌尿器系では、腎盂炎、腎ガン、腎結石、尿管結石、膀胱ガン、婦人科系では、子宮ガン、子宮筋腫、卵巣ガン、大血管系では、腹部大動脈瘤などが関連痛を生じる疾患であるため、頑固な腰痛が長引く場合にはこれらの疾患も念頭に置く必要があります。※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。

腰椎椎間板ヘルニア標準治療
 排尿障害が出た場合には緊急手術を要し、また、下肢の筋力が著明に低下した場合にも早期の手術を要します。それ以外では、一般的に、内服治療(鎮痛剤、筋弛緩〈きんしかん〉剤、ビタミンB12)、外用薬、腰椎装具装着、神経ブロック注射、腰椎牽引などの理学療法などの保存的治療を行い、これらの保存的治療で改善しなかった場合に手術適応となります。 最近、厚生労働科学研究費補助金医療技術評価総合研究事業での腰椎椎間板ヘルニアのガイドライン作成に関する研究の平成15年度の報告書(以下ガイドライン)が出され、これらの保存的治療の効果に関していくつかの事実が示されました。それによると、治療開始早期に硬膜外腔(こうまくがいくう:馬尾を内包する硬膜の外の空間)へ副腎皮質ステロイドを注入する神経ブロック注射を行うと、疼痛(とうつう)軽減に効果があることはわかったが、鎮痛剤や腰椎牽引が腰痛に対してどの程度効果があるかは十分には示すことはできなかった、とのことでした。しかし、痛みはあくまで主観的な感覚であり、個人としてそれが効果的であると感じるのであれば、鎮痛剤内服や腰椎牽引療法も行ってよいと思います。 手術法としては、従来法のヘルニア摘出術に加え、最近ではより小切開低侵襲の顕微鏡視下ヘルニア摘出術、鏡視下ヘルニア摘出術、経皮的椎間板摘出術、レーザー椎間板蒸散法などが行われています。顕微鏡視下手術の場合、約3cmの小切開で皮切し、手術時間は通常は1時間程度であり、手術翌日から歩行を開始し、術後10日から2週間で抜糸(ばっし)して退院となります。もっと早く退院したいとの希望があれば、退院後の外来通院中に抜糸ということも可能です。ガイドラインによれば、顕微鏡視下手術は従来法と比べて術後の臨床結果には有意差はなかったが、術野(じゅつや:標的部位)の鮮明さや手技の確実さにおいては優ること、経皮的方法は顕微鏡視下手術に比べて総合的に優れた方法とはいえないこと、レーザー法は経皮的方法に比べて安全で優れた方法とはいえないことが示されました。経皮的方法やレーザー法はすべての種類のヘルニアに適応があるのではなく、脊柱管内に脱出したものや遊離ヘルニアなどは適応とならないことを知っておくことも大切です。※「標準治療」は診療活動をする専門医により行われている一般標準的な治療法の解説です。厚生労働省や学会で作成した「ガイドライン」そのものではありません。
※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。

腰椎椎間板ヘルニア予後
 通常はまず保存的治療を行いますが統一された治療法はなく、各個人の希望、痛みに対する感受性、仕事の種類などの社会的事情によって、様々な幅広い治療法を選択できます。痛みに耐えられず早く手術を受けたいという希望があれば、保存的治療を続けることなく早期に手術を行うこともありますし、たとえ下肢の筋力低下や強い痛みがあっても個人の希望により長期間保存的治療を行うこともあります。しかし、ガイドラインによれば、復職に関しては手術療法と保存的治療とで差はないものの、臨床症状に関しては手術療法のほうが保存的治療よりも長期的にも成績が良好であることが示されました。
生活上の注意
 椎間板ヘルニアが、加齢とともに進む椎間板の変性を基盤として生じることから保存的治療、または手術治療で軽快しても、再発を生じうる可能性があることを認識しておく必要があります。術式に差はあるものの、手術でヘルニアを摘出しても3~10%の再発率があります。したがって、日頃から椎間板に急激に大きな力がかからないように、重いものを持ち上げる時には中腰姿勢は避けできるだけ体の近くで持つ、椅子に座ったままで床にあるものを持ち上げないなど、日常生活動作を注意する必要があります。また、椎間板の脆弱性を補うため、その周囲を取り囲む腹筋、背筋を鍛える運動を行うことも大切です。※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。


スポンサーサイト

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

診療 情報,医療秘書,医療辞書,医学図書館,医学論文

Author:診療 情報,医療秘書,医療辞書,医学図書館,医学論文
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。