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薬疹症状 病気

薬疹アウトライン

疾患名薬疹
やくしん
発病頻度**
初診に適した科皮膚科-救急部-救命センター
初期診察-急性期治していますに
適する医療機関
世間来診療所-小中規模病院-総合病院-大学病院-救急体制-ICUのある病院
安定期-慢性期治していますに
適する医療機関
---
入院の不可欠性重症度や症状により不可欠
薬物治していますの規準急性期や合併症予防のために短期的に使用
手手段の割合なし
治しています期間の規準-予後

(予測される病気の推移や治していますに対する動作)

比較的短期(1~2カ月以内)に治癒できることが多い
診察-経緯観察に
不可欠な検査
血液-尿-生検(細胞診を含む)-その他

薬疹概説
 体内に入った薬剤に対する過剰反応(多くはアレルギー反応)の結果生じた皮膚症状を薬疹といいます。塗り薬にかぶれた場合は、薬疹といわずに接触皮膚炎(かぶれ)といいます。 薬が内服や注射で体内に入ったあと、免疫細胞がその薬に対してアレルギーを起こすことをたまたま覚えこんでしまうことがあります(感作)。感作のためには2週間が必要です。そして、いったんアレルギーを起こすことを覚えこんだ免疫細胞が準備されると、その後、再び原因となる薬剤が入れば、早ければ数分、遅くとも2~3日のうちにその免疫細胞が活動してアレルギー反応を実際に起こします(誘発)。誘発されるアレルギー反応は即時型の場合は、数分から30分後にじんま疹やショックの反応として起こり、遅延(ちえん)型の場合は半日から2日後にいくつかのタイプの皮膚症状として起こります。
症状
 即時型アレルギーの場合は、じんま疹の症状がでます(じんま疹型薬疹)。時には、血圧が下がったり、意識消失を起こしたりする、いわゆるショック状態になることがあります(アナフィラキシーショック)。 遅延型アレルギーの場合は、いくつかのタイプがあります。全身にはしかのような小さい赤みが多発するタイプ(紅斑〈こうはん〉丘疹〈きゅうしん〉型薬疹)が最も多くみられます。多形滲出(しんしゅつ)性紅斑型の薬疹の場合は、その中に重症型のスチーブンス-ジョンソン症候群、さらには最重症型のTEN(テン)型薬疹という移行型があることを考える必要があります。TEN型薬疹では、全身の皮膚が赤くなり、ただれ(びらん)てきます。皮膚を擦ると容易にただれてしまいます(ニコルスキー現象陽性)。 遅延型アレルギーが関係し、部位に特徴がある特殊なタイプもあります。1つは、固定薬疹です。他のタイプと異なり、ある特定の部分にのみ赤み、色素沈着が生じます。同じ薬を飲んで再発する時には、前と同じ場所に生じるのが特徴です。口唇など粘膜と皮膚の移行部が好発部位です。薬疹を繰り返しているうちに、多発するようになって重症型の薬疹に移行することもあります。もう1つの特殊なタイプは、光線過敏型薬疹です。薬を飲んだだけでは何も起こりませんが、日光があたることで初めてアレルギー反応を起こすタイプです。したがって、露出部位に赤みがでやすいという大きな特徴があります。さらに特殊な型として、苔癬(たいせん)型薬疹がありますが、これは、比較的長期間(数カ月以上)内服を続けたあと生じてきます。
診断
 皮膚症状とともに薬の摂取歴が診断には重要です。多くの方は、前に飲んだ時には症状がでなかったから大丈夫、あるいは前から飲んでいる薬だからこの薬が原因ではないと主張されますが、実際は前述したように、前に少なくとも一度は飲んだことがあるからこそ、その薬に感作された(アレルギーを獲得した)ということを理解する必要があります。 ウイルス感染症とは結果として生じる皮膚症状は似ていることが多いため、しばしば鑑別が問題になります。その際、ウイルス感染症などでみられる他の随伴症状、例えば、はしか(麻疹)でみられる特異的な口腔粘膜の症状(コプリク斑)なども参考にします。発症時と治癒後のウイルス抗体価の動きをみて最終的な確定診断がなされることもあります。薬疹かどうかの診断のために皮膚生検を行うこともあります。 薬疹の原因を探る検査は、症状がよくなったあとで行います。主として4つの方法があります。[1]注射薬の場合は、濃度を薄めたものを皮内に少量注射して、注射部に赤みや腫れの反応がでるかどうかをみる皮内試験を行います。ただし、ショックを起こしたと考えられる薬を検査する場合は、陽性率は下がっても安全を重視して、皮内注射ではなく皮膚に液を垂らして針で刺すプリックテストという方法で行います。即時型アレルギーは15分後に、遅延型アレルギーは48(72)時間後に判定します。[2]内服薬では、まずパッチテストを行います。薬を適度の濃度に調整した軟膏をつくり、皮膚に貼って、やはり15分後、48(72)時間後に判定します。[3]血液を採取して、試験管内でそのリンパ球に薬剤をかけてリンパ球の増殖反応をみる、リンパ球刺激試験を行うこともあります。[4]内服薬の場合、最も確実な方法は内服誘発試験です。実際に疑わしい薬を少量飲んで症状を軽く再現することで診断する方法です。通常量の1/100~1/10からはじめて徐々に量を増やし、反応がでた時点ですぐにやめます。ある程度危険性を伴い、時間もかかるので、検査の意味をよく理解し納得した上で、できれば入院して行うことが望ましい検査です。 これらの検査結果の解釈は慎重にすべきです。とくに、貼布試験、リンパ球刺激試験は、陽性の場合は原因薬剤である可能性がかなり高いといえますが、陰性の場合に「その薬剤が原因ではない」とはまったくいえないことを肝に銘じておくべきです。検査結果の信頼性が最も高いのは内服誘発試験です。薬疹を起こしやすい薬はあります。しかし、原則として、体内に吸収されて働く薬はいずれも薬疹を起こす可能性があると考えておいてよいと思います。※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。

薬疹標準治療/予後
 疑わしい薬剤を早期に中止することが最も重要です。重症度によって副腎皮質ステロイド薬の内服、注射の適応が決まります。軽い場合は、疑わしい薬を中止するのみ、あるいは治療を行うとしても抗アレルギー薬内服、副腎皮質ステロイド薬を塗る程度で十分です。中等度~高度の場合は、輸液に加えて副腎皮質ステロイド薬を早期に内服または注射で用いることが必要です。 スチーブンス-ジョンソン症候群では眼瞼(がんけん)癒着、視力障害という重篤(じゅうとく)な後遺症の可能性があります。また、TEN型薬疹は死亡率が高い最重症型の薬疹であり、全身熱傷に準じた輸液などの全身管理が必要です。 ショックを起こす即時型アレルギーも生命の危険性が高い型です。早期の副腎皮質ステロイド薬静脈注射などの処置が必要です。 原因薬剤が明らかになった場合は、アレルギー証明書を身につけ、絶対に再投与が行われないように注意することは極めて重要です。また、原因薬剤の代わりに他剤が必要な状況が生じた場合は、別の薬であっても構造が近い薬剤は同じようにアレルギーを起こす可能性があるので(交差感作)、できるかぎり構造の似ていない薬剤を使用することが原則です。●標準治療例1)軽症~中等症 抗アレルギー薬内服 -エバステル(10mg)  1回1錠1日1回(就寝前) 副腎皮質ステロイド薬外用 -マイザー軟膏  1日2回2)中等症~重症 -プレドニン  1日量体重1kgあたり0.5~1.0mg※「標準治療」は診療活動をする専門医により行われている一般標準的な治療法の解説です。厚生労働省や学会で作成した「ガイドライン」そのものではありません。
※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。

薬疹生活上の注意
 市販外用薬や市販内服薬には様々な成分が多種類含まれていることがあります。製品名が違っても共通の成分が含まれていることがあるので注意して下さい。薬剤に対するアレルギー歴から、ある薬は絶対にダメということはいえます。しかし、これから飲む別の薬は絶対大丈夫であるとあらかじめ予測することは不可能であることも知っておく必要があります。※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。


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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

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