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レジオネラ肺炎症状 病気

レジオネラ肺炎アウトライン

疾患名レジオネラ肺炎
れじおねらはいえん
発病頻度*
初診に適した科内科(系)-呼吸器内科-感染症内科-救急部-救命センター
初期診察-急性期治していますに
適する医療機関
総合病院-大学病院
安定期-慢性期治していますに
適する医療機関
総合病院-大学病院
入院の不可欠性原則的に不可欠
薬物治していますの規準急性期や合併症予防のために短期的に使用
手手段の割合なし
治しています期間の規準-予後

(予測される病気の推移や治していますに対する動作)

病気の進行度などにより治癒の期間-割合が大きく異入る
診察-経緯観察に
不可欠な検査
血液-尿-痰-単純レントゲン-CT検査

レジオネラ肺炎概説
 近年、リゾート施設、公衆浴場などでの集団発生が相次ぎ、注目されている肺炎です。肺炎としては最近になって知られるようになったいわば新顔です。1976年、米国フィラデルフィアで開催された在郷軍人会総会で原因不明の肺炎が集団発生し多数が死亡、検索の結果、これまで知られていなかった細菌が発見され、在郷軍人会から名を取ってレジオネラ菌と命名されました。その後の研究で、この菌は世界中の土壌、人工環境水の中に広く繁殖していることがわかり、誰でも思いがけぬところでこの菌を吸い込み肺炎にかかる可能性があることが明らかになり、対策が急がれています。 わが国での疫学調査でも、全国のビルの冷却塔、温泉水などが高率に汚染されていることが判明しており、実際の発症例も、温泉、サウナ、ジェットバス、24時間風呂などを利用した後の発症が約半数を占めます。最近は園芸用の土からの感染例も報告されています。温泉以外には、汚染されたビルの冷却水が霧となって飛散し、建物の空調系に侵入することによっても発生します。ということはどんなビルでも起こりうるということで、実際その種の事例はたくさんありましたが、近年、冷却塔の管理については行政の指導が進み、そこからの発生はあまりみられなくなりました。 年齢を問わずかかりうる病気ですが、高齢者、糖尿病のある人は発症しやすいといわれています。
症状
 典型的には、温泉などに入浴後、2~10日後に、まず高熱で発症します。次いで咳、痰などの呼吸器症状が起こりますが、この時点で医療機関を受診し、肺炎と診断されて適切な抗菌薬を投与されればそのまま改善することもあります。しかし、標準治療の項で述べるように、この菌に対しては一部の抗菌薬しか効かないため、しばしば重症化し、精神症状(変なことをいいはじめる等)を発することもあり、やがて呼吸困難が出てくると、どんな治療もかなわず死亡する例も多い、なかなか恐ろしい肺炎です。
診断
 普通の肺炎を起こす細菌と違い、レジオネラ菌は通常の痰の検査では、染めても培養しても検出されません。この病気を疑って、特殊な染色、特殊な培地を使って培養した場合検出されることがありますが、重症化してからでは間に合わず実用的ではありません。現在最も有用とされているのは尿中抗原測定法といわれるもので、検体として患者さんの尿を用い、菌の成分が血液中を巡り尿の中に出てくるのをとらえる方法ですが、感度、特異度ともに優れ、何よりも結果がその場でわかりますので、急速に悪化しやすいこの病気に適した方法です。ただしこの測定キットは呼吸器専門医のいる規模の大きい病院にしか置いてありません。 血液検査では、通常の肺炎にみられるような白血球数の増加、CRP(C反応性タンパク)の高値のほかに、肝障害、腎障害、血液凝固異常など多彩な異常が現れることがあります。また、横紋筋融解(おうもんきんゆうかい)といって、骨格筋が融解を起こし、それが血液検査値の異常(CKの上昇)に現れることもあります。 動脈血を採り分析すると、重篤な酸素不足が起こっていることが多く、その場合、治療に人工呼吸器が必要となることもしばしばです。※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。

レジオネラ肺炎標準治療
 この菌は細菌性肺炎の治療に広く用いられているペニシリンやセフェム系、カルバペネム系の抗菌薬はまったく効きません。これらの薬を十分量使っても効かず、どんどん進行する肺炎をみたらレジオネラ肺炎を疑え、ともいわれています。有効なのはマクロライド系およびニューキノロン系と呼ばれる抗菌薬です。前者にはエリスロシン、クラリシッド、ジスロマックなどがあり、後者にはクラビット、ガチフロ、シプロキサン、パシルなどがあります。重症例には以前はエリスロシンの点滴静注が行われましたが、今日ではニューキノロンの注射薬が有効性として高く、標準治療として用いられます。〈点滴〉 -シプロキサン(300mg)  1日2回 -パシル (500mg)  1日2回 軽症例には、マクロライドあるいはキノロンの経口薬が処方されます。〈経口〉 -ガチフロ(100mg)  1回2錠1日2回 -クラリシッド(200mg)  1回2錠1日2回 治療期間は、とくに免疫の低下していない人は10~14日、免疫の低下している人は21日間。 また、重症例では腎障害、凝固異常などを併発することがあり、それに対してはそれぞれの治療が必要です。また人工呼吸を必要とするような重症の呼吸不全例ではステロイドパルス療法も試みられます。※「標準治療」は診療活動をする専門医により行われている一般標準的な治療法の解説です。厚生労働省や学会で作成した「ガイドライン」そのものではありません。
※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。

レジオネラ肺炎予後
 重症例の場合、治療期間は2~3週間かかります。幸いにして治癒すれば、あまり後遺症を残すことはありません。しかし、診断が困難(診断の項参照)なので、それと気がつかぬまま有効な抗菌薬が使用されない場合、今日でも死亡することはあり得ます。
生活上の注意
 この菌は概説の項で述べたように人工的に循環する温水環境に棲息(せいそく)していますので、まず、24時間風呂を使っている人がおられましたら、その使用をやめることをお勧めします。もしくは業者に相談し、適切な消毒方法を施して下さい。各地の温泉、リゾート施設は、行政の指導のもと消毒対策を進めており、きちんとしたところではもう心配はありませんが、今でもオープンしたばかりの施設や小規模経営のサウナなどでの発生が後を絶たないので、そういう場所には近づかないことが賢明です。しかし、むやみと温泉入浴を恐れる必要はありません。単なる入浴で感染することはまずなく、ジェットバスやサウナ、シャワーなど微細な水滴が発生する条件で、それを吸入した場合に発生しうるということを知っておいて下さい。※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。


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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

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