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夜尿症(おねしょ)症状 病気

夜尿症(おねしょ)アウトライン

疾患名夜尿症(おねしょ)
やにょうしょうおねしょ
発病頻度*
初診に適した科小児科
初期診察-急性期治していますに
適する医療機関
世間来診療所-小中規模病院
安定期-慢性期治していますに
適する医療機関
世間来診療所-小中規模病院
入院の不可欠性世間来で可能
薬物治していますの規準急性期や合併症予防のために短期的に使用
手手段の割合なし
治しています期間の規準-予後

(予測される病気の推移や治していますに対する動作)

治しています期間が中~長期(数ヶ月~数年)に及ぶことが多い
診察-経緯観察に
不可欠な検査
血液-尿

夜尿症(おねしょ)概説
 尿意の自覚は2~3歳までに可能になり、4歳頃になると夜間睡眠中でも排尿の抑制ができるようになります。そのため夜尿は乳児期まではすべての子どもにみられますが、2~3歳頃より急激に減少し、小学校就学時には約10~15%程度となり、中学校入学時には1~2%となります。夜尿症のある小児の背景の特徴としては、遺伝的素因が強いことがあげられます。夜尿症のある小児の家族を調べると、両親のどちらかに夜尿症があった割合は約70%といわれ、兄弟姉妹にも夜尿のみられる頻度が高い傾向にあります。また夜尿症のある小児の既往歴の中では、膀胱炎などの泌尿器疾患の頻度が高い傾向にあります。したがって、夜尿症児については、器質的な泌尿器疾患が見過ごされている可能性を考慮する必要があります。
診断
 夜尿症の診断のためには、夜間尿量、夜間の尿浸透圧(比重)、機能的膀胱容量を確認する必要があります。夜間尿量の計量は、就寝前に排尿させた後おむつを着用させ、起床時までにおむつに排尿した量(元の重量を差し引いた尿の重量)と起床時に排尿させた量を測定し、その合計とします。夜間の尿浸透圧の測定には、午前2~3時頃に目を覚まさせ、排尿させた尿の浸透圧を3~4日間測定して、その平均値をとります。機能的膀胱尿量の測定法は、日中に尿意を訴えた時にぎりぎりまで排尿を我慢させ、その後の排尿量を測定します。また起床時の尿量が排尿抑制時の尿量より多い場合には、それをもって機能的膀胱容量とします。以上の測定値をもとに、夜尿症を[1]機能的膀胱容量が低下している膀胱型夜尿症、[2]夜間尿量の減少が不十分な多尿型夜尿症、[3]機能的膀胱容量が低下し、夜間尿量の減少も不十分な混合型夜尿症、に分類することができます。 鑑別すべき疾患としては、まず下垂体性尿崩症があげられます。日中も夜間も尿浸透圧が800mOsm(ミリオスモル)/l以下の場合は、下垂体機能を中心に精密検査を行う必要があります。ごくまれですが、腎性尿崩症や糖尿病が夜尿の原因となっていることがあります。また夜間に起きるてんかんの発作では尿失禁があるため、夜尿と間違われることがあります。夜尿症のある小児は、一般的に低身長の傾向がありますが、マイナス2SD以下(図:標準曲線参照)の低身長の場合には下垂体性小人症との鑑別も必要になります。 また膀胱型夜尿症の中には膀胱尿管逆流症のあるものがあり、排尿抑制訓練を行う前に膀胱尿管逆流症の有無を確認しておく必要があります。※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。

夜尿症(おねしょ)標準治療
 夜尿症は自然に軽快することが多い疾患であるため、治療の原則は生活指導となります。膀胱型夜尿症では機能的膀胱容量を増大させるための排尿抑制訓練、すなわち排尿を我慢する訓練を行わせます。また膀胱型夜尿症では日中の排尿回数も多い傾向があり、しばしば昼間遺尿(おもらし)を伴っていて、あまり尿意が強くならないうちに排尿してしまっていることが少なくありません。したがって日中の排尿回数の減少、昼間遺尿の改善が排尿抑制の効果判定の参考にもなります。多尿型夜尿症では塩分の取りすぎが飲水量を増やしていることがあることから、塩分制限と飲水量のコントロールを中心に指導します。飲水量のコントロールは塩分摂取量や1日の飲水量を観察して、無理のない指導をすることが大切です。●標準治療例 年長児で夜尿が日常生活に支障をきたしているもの、あるいは本人の精神的負担になっているものには薬物療法を行います。膀胱型夜尿症に対しては[1]三環系抗うつ剤、[2]抗コリン薬などを用い、多尿型夜尿症には[3]抗利尿ホルモン剤を用います。抗うつ剤は、睡眠を浅くする効果と、排尿間隔をのばす作用があります。抗コリン剤は膀胱の緊張をゆるめて、膀胱容量を増加させる効果があります。抗利尿ホルモン剤は尿浸透圧を増加させるために用いられます。夜尿の改善は機能的膀胱容量、起床時尿浸透圧、夜尿量、夜尿の時間帯の変化、夜尿の消失頻度より総合的に判定しますが、一般的にこれらの薬剤の治療効果は投与開始約1カ月以内にみられます。薬物療法が無効な症例については一定期間休薬した後、再投与を試みます。[1]三環系抗うつ剤 -アナフラニール、トフラニール、トリプタノール いずれも就眠前内服とし、5~7歳が10mg、8歳以上が25mg 留意すべき副作用としては、食欲不振、悪心(むかつき)、嘔吐、不眠などがありますが、これらの症状がみられた場合は直ちに服用を中止します。[2]抗コリン薬 -ポラキス  5~7歳が2mg、8歳以上が4mg -バップフォー  20mg いずれも夕食後に内服させます。口渇や目が乾くといった副作用が極めて少数例にみられます。[3]抗利尿ホルモン剤 -DDAVP  10μg これは就寝直前に酢酸デスモプレシン点鼻薬を鼻粘膜から吸収させる治療法です。副作用としては、頭痛、浮腫(ふしゅ:むくみ)などがあります。※「標準治療」は診療活動をする専門医により行われている一般標準的な治療法の解説です。厚生労働省や学会で作成した「ガイドライン」そのものではありません。
※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。

夜尿症(おねしょ)予後/生活上の注意
 夜尿で実際に困るのは、布団がぬれることですので、敷布団の上に薄いビニールを敷き、その上に敷布やタオルケットを敷けば、布団がぬれるのは防げます。夜尿症のある小児が、林間学校や修学旅行などの行事で泊まり込まなければならない場合は、引率の教師の理解を得ることが大切ですが、事前に薬物の効果を試してみる機会でもあります。※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。


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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

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