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薬物性肝妨げ症状 病気

薬物性肝妨げアウトライン

疾患名薬物性肝妨げ
やくぶつせいかんしょうがい
発病頻度*
初診に適した科内科(系)-消化器内科
初期診察-急性期治していますに
適する医療機関
世間来診療所-小中規模病院
安定期-慢性期治していますに
適する医療機関
世間来診療所-小中規模病院
入院の不可欠性重症度や症状により不可欠
薬物治していますの規準急性期や合併症予防のために短期的に使用
手手段の割合なし
治しています期間の規準-予後

(予測される病気の推移や治していますに対する動作)

比較的短期(1~2カ月以内)に治癒できることが多い
診察-経緯観察に
不可欠な検査
血液-尿-超音波検査(エコー検査)-CT検査-生検(細胞診を含む)*

薬物性肝妨げ概説
 肝臓は主な働きの1つに薬物代謝があります。門脈(もんみゃく)あるいは肝動脈より運ばれてきた薬物に対しいわゆる解毒を営み、これら代謝産物を体外に排出します。しかし、これらの代謝過程において肝自体が障害を受けることがあるのです。 薬物性肝障害は中毒性肝障害と薬物アレルギー性肝炎に分けられます。中毒性肝障害は薬物または、その代謝産物の直接的な肝毒性によって起こり、用量依存性(薬の量が増えれば増えるほど障害が起こる可能性が増すということ)です。一方、薬物アレルギー性肝炎は個体の特異体質により生じ、用量非依存性(薬の量とは関係なく起こる)です。最近の薬物性肝障害の大部分は、薬物アレルギーによると考えられています。発症のしかたにより急性と慢性に分類され、急性型は肝細胞障害型、胆汁うっ滞型、混合型に分けられます。原因薬剤としては、抗生物質、抗悪性腫瘍(しゅよう)剤、解熱鎮痛薬、精神神経用薬などの頻度が高いようです。しかし、どのような薬物でも薬物アレルギー性肝炎を起こしうるので、上記以外の薬でも注意は必要です。
症状
 薬物性肝障害の80~90%は、服用後60日以内に発症しています。初発症状としては、肝炎型では食欲不振、発熱、発疹を訴え、胆汁うっ滞型は黄疸(おうだん)、そう痒(よう)感(かゆみ)、褐色尿(黄色の程度が濃くなる)を主訴とすることが多いようです。
診断
 服用中もしくは最近服用した薬剤の有無を確認することがまず第一となります。肝細胞障害型では、そう痒感を伴うことは少なく、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)(GOT)、ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)(GPT)の優位な上昇を認めます。また、胆汁うっ滞型では、そう痒を伴うことが多く、黄疸-胆道系酵素(γ-GTP、ALP、LAP)の優位な上昇を認めます。肝機能異常の他には、末梢血液像において好酸球(こうさんきゅう)数の増加が特徴となります。薬剤が原因である疑いが強くなれば、薬剤感受性試験を行い、原因薬剤の確定を行います。※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。

薬物性肝妨げ標準治療
 治療の原則は起因薬物を速やかに中止することですので、できるだけ早期に診断を行うことが肝要です。肝細胞障害型 薬剤の中止により急速に改善を示すことが多く、AST-ALTの改善が遅い場合は肝庇護(ひご)剤である強力ネオミノファーゲンCの静脈内注射をすることもあります。まれにですが、肝炎が劇症化(げきしょうか)する場合もあります。胆汁うっ滞型 肝細胞障害型に比べ薬剤中止後も経過が長びく例が多く、慢性に移行することがありますが、劇症化することはほとんどありません。胆汁の排泄を促す目的で、ウルソデオキシコール酸、副腎皮質ステロイド剤が使われることがあります。高度の場合、血漿交換療法が必要になることもあります。※「標準治療」は診療活動をする専門医により行われている一般標準的な治療法の解説です。厚生労働省や学会で作成した「ガイドライン」そのものではありません。
※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。

薬物性肝妨げ生活上の注意/予防
-平素より安易に薬物を服用しない習慣を身につけましょう。-やむをえず薬を服用する場合は、定期的に副作用のチェックを受けましょう(病院で薬だけもらい続けることは恐ろしいことです。診察は受けるように!)。-過去に薬物アレルギーによる肝炎を起こしたことがある人は、その薬物名をしっかり記憶し、医療機関を訪れる時に必ず申し出て下さい。※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。


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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

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