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溶連菌感染症(小児)症状 病気

溶連菌感染症(小児)アウトライン

疾患名溶連菌感染症(小児)
ようれんきんかんせんしょうしょうに
発病頻度**
初診に適した科感染症内科-小児科
初期診察-急性期治していますに
適する医療機関
世間来診療所-小中規模病院
安定期-慢性期治していますに
適する医療機関
世間来診療所-小中規模病院
入院の不可欠性重症度や症状により不可欠
薬物治していますの規準急性期や合併症予防のために短期的に使用
手手段の割合まれ
治しています期間の規準-予後

(予測される病気の推移や治していますに対する動作)

比較的短期(1~2カ月以内)に治癒できることが多い
診察-経緯観察に
不可欠な検査
血液-痰-単純レントゲン-その他

溶連菌感染症(小児)概説
 いわゆる小児科診療における溶連菌感染症は、A群β溶血性連鎖球菌という細菌による感染症をいいます。感染部位は上気道といわれる部位における呼吸器感染で、具体的には鼻粘膜、咽頭粘膜、扁桃(へんとう)腺であることが一般的です。感染経路は咳や唾液などによる飛沫感染(ひまつかんせん)がほとんどと考えられます。幼児や学童児に多く、保育園、幼稚園や学校などの集団の中で流行を認めることもあります。溶連菌感染症は、溶連菌のつくる毒素により急性期に様々な症状がでますし、引き続いて急性糸球体腎炎やリウマチ熱といった病気の原因にもつながるので注意が必要です。
症状
 もっとも一般的な溶連菌感染症としての、呼吸器感染の症状から解説します。感染して潜伏期を数日おいて、幼児や学童児では発熱、咳、のどの痛みから発症することが多くみうけられます。頭痛や倦怠感、食欲不振、腹痛などの訴えが伴うこともあります。そういったかぜに類似した症状からはじまりますが、多くの子どもたちはかぜの時よりのどの痛みを強く訴えることが多く、また発熱も高熱であることが多いのが特徴です(年長児では頭痛の訴えも多くみられる)。そういった場合、咽頭の所見としては、咽頭粘膜の赤みが非常に強く点状出血を伴っていることがあります。また苺舌(いちごじた)といって舌の表面がブツブツして鮮やかな赤みをもみうけられます。扁桃腺が腫れ、かつ白色から黄色がかった膿(うみ)のようなものが付着していることもあります。さらに首のリンパ節が腫脹(しゅちょう)することもあります。 発熱、のどの痛みから1~2日経過して、胸や腹部、腕や太股に細かな赤みを伴う1~2、3mmの発疹が出現してくる場合があります。これは昔でいうしょう紅熱に特徴的な皮膚症状といえます。皮膚症状の原因は溶連菌毒素によると考えられています。この皮疹は若干のかゆみを伴う場合もあります。抗生剤内服などの治療により発熱、咽頭痛、皮疹といった症状は1~2日で速やかに消失しますが、掌や足の裏などでは細かい屑(くず)となって表面の皮膚が剥がれはじめます。発疹があまりひどくなければこの皮膚落屑(らくせつ)という症状はごく軽いか認めないこともあります。また、咽頭の発赤や舌の赤みは比較的速やかに消えても、苺舌は数週間残ることが多いです。 なお、3歳未満の乳幼児では溶連菌感染に対する免疫反応や溶連菌毒素による皮膚所見などが、前述の症状のように典型的に現れない場合が多いとされ、発熱や咳、鼻汁、哺乳不良、元気がないなどの非特異的な症状を示します。 呼吸器感染以外でも、皮膚や結合組織、体の深部への感染、また敗血症や髄膜炎など全身感染症への拡大もありえます。ここでは詳しくは触れませんが、皮膚ですと、とびひや蜂窩織炎(ほうかしきえん)、丹毒(たんどく)といった病態をとります。また体の深部への感染では、数年前に患者さんが続発して問題となった壊死(えし)性溶連菌感染症もありますし、さらに敗血症や髄膜炎といった全身感染症では急激に呼吸循環不全に陥る危険性の高い劇症型溶連菌感染症といった病態をとることもあります。原因はまだ詳しくは解明されていないようですが、溶連菌の特殊性や患者さんの免疫状態などとの関連性が指摘されています。 また、新生児の感染症としてB群溶連菌感染症があげられます。これは新生児が産道を通って生まれてくる時にB群溶連菌に感染し、発熱や哺乳不良、嘔吐、新生児仮死、肺炎、ショックなど多様な病態をとります。敗血症や髄膜炎に至ることもあり、早期診断、早期治療が不可欠です。
診断
 一般の呼吸器感染症としての溶連菌感染症は上記の症状に加え、地域での流行状況などから疑います。症状があまりに典型的であればそれだけで診断がつくと思われます。疑わしい場合はのどや鼻汁からの細菌培養で溶連菌が検出されれば診断がつきますが、培養するために日数がかかります。最近では溶連菌抗原検出キット(商品名:ストレップA)があるので、外来などで短時間で診断可能です。ただし、菌や抗原の量が少ないと陰性にでることがあるので注意が必要です。また血液検査で溶連菌に対する抗体を測定することができますが、これは先ほど少し触れた溶連菌感染後の急性糸球体腎炎やリウマチ熱といった続発する合併症などの診断の際、数週間や数カ月内での溶連菌感染の有無を判断するためにとくに有効とされています。 皮膚などの感染では、膿や浸出液などの培養で溶連菌感染を確定します。全身感染症では血液培養や髄液の培養などで菌が検出されれば確定されます。 新生児のB群溶連菌感染症も同様で、新生児の症状、血液データに加え咽頭や胎脂(たいし)、血液、髄液などからの培養で診断を確定します。※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。

溶連菌感染症(小児)標準治療
 治療は抗生物質の投与が基本となります。とくに気道感染症に対しては、外来での抗生剤内服投与が基本となります。続発する合併症である急性糸球体腎炎やリウマチ熱は、溶連菌の感染や毒素だけで発症するわけではなく、本人の免疫反応や体質にも関係があると考えられていますが、呼吸器感染症における初期の除菌治療の徹底が合併症予防に有効と考えられます。また、呼吸器感染や皮膚感染の深部化、全身化を防ぐ意味でも、初期からの抗生剤投与は重要と考えられます。抗生剤内服を指示どおり継続して行えば、一般には速やかな回復が得られますし、合併症や重症化は基本的には防げます。程度にもよりますが、皮膚感染でも局所への軟膏塗布や内服といった抗生剤投与が治療の基本となります。 深部感染や全身感染、また新生児のB群溶連菌感染についても同様で、溶連菌への感受性をもつ抗生剤の経静脈的投与が必要となります。全身状態不良の場合は全身管理も必要ですから、専門施設での適切な治療が必須です。●標準治療例1)呼吸器感染 (例)サワシリンあるいはパセトシン 1日量体重1kgあたり20~40mgを3回に分けて内服。10日間から14日間、内服を継続。 ペニシリン系抗生物質にアレルギーの既往があれば、セフェム系抗生剤あるいはマクロライド系抗生物質の内服。 抗生剤の他に、鎮咳剤や去痰(きょたん)剤などのいわゆるかぜ薬を併用することが多くあります。発熱に対しては必要に応じてアセトアミノフェンなどの解熱剤を頓服します。急性糸球体腎炎への配慮から、内服治療が終わったら2~3週間後くらいに一度、検尿をする施設が多いです。それまでの経過中でも顔面浮腫(ふしゅ)や血尿を認めたら主治医に相談が必要です。2)とびひ(伝染性膿痂疹〈のうかしん〉) 皮膚科専門性が必要な場合は皮膚科に相談します。 (例)サワシリンあるいはパセトシン 1日量体重1kgあたり20~40mgを3回に分けて内服。4日間から7日間。効果が思わしくない場合は培養での抗生剤感受性を考慮して抗生剤を変更する。 -ゲンタシン軟膏  1日2~3回局所塗布 -クロマイ軟膏  1日2~3回局所塗布●特殊治療例1)蜂窩織炎、深部感染、全身感染症 抗生剤の経静脈的全身投与が必要。化膿性病変に対しては切開排膿などの外科的処置も必要。2)新生児感染症 抗生剤の経静注的全身投与が必要。※「標準治療」は診療活動をする専門医により行われている一般標準的な治療法の解説です。厚生労働省や学会で作成した「ガイドライン」そのものではありません。
※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。

溶連菌感染症(小児)生活上の注意
 発熱や呼吸器感染症の症状がある時期は、周囲の人々への感染を防ぐ意味で、保育園、幼稚園や学校はもとより人中にも出さない注意が必要です。また、自宅でも兄弟姉妹、とくに乳児などへ感染しないよう若干、隔離が必要な場合もあります。※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。


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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

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